探偵という仕事について、どんな業務内容なのか正確に知っている人は少ないと思います。
知っていると答えた人も、小説や漫画、テレビといったフィクションの探偵をイメージする人が多く、現実に存在する探偵の業務内容について答えることが出来ないなんてこともあります。
日本での探偵とは、主に依頼人の調査依頼に対して、情報の収集をおこないます。調査方法としては調査対象が人だった場合には尾行や張り込み、周辺住民への聞き込みといったものが主な情報収集方法になります。
これは探偵業法と呼ばれる法律によって、探偵の業務内容が適正におこなわるように明記されている方法でもあり、探偵は警察庁、公安委員会へ届出をして登録した者のみが調査をおこなうことが出来るのです。
これは日本に限ったものであり、世界へ目を向けてみるとその業務内容は若干の違いが存在します。
例えばアメリカではライセンス制をとっており、探偵は警備会社としての側面を持っており、対象の護衛や調査業務をおこなっています。
またシャーロック・ホームズで有名なイギリスでは2014年から探偵の免許制が始まり、免許を持っていない者が探偵業をおこなった場合には最悪逮捕、起訴されてしまうのです。
世界へ目を向けてみると、日本の規制がまだゆるいのでは?と思うかもしれませんが、まだ施行されて6年ほどです。法令について問題があった場合にもその問題点を明確にする期間はまだ時間が掛かるとみていいでしょう。